Category: ART

Travel | リグレットを連れて旅に出よう

I like traveling, and often set off on a trip. It is just a habit. My policy for travelling is leaving some regrets, because I will hope to visit there again for them. I will share my travel diary here, before memories disapear.

海外、国内を問わず、時間さえあればに出かけてしまいます。主義ではなく習性なので、敢えて抑えることはしません。いつでも旅立てる心の準備はできています。

私の旅に主義があるとしたら、リグレットを残すこと。どんなに綿密に計画を立てても、旅行には後悔が残るもの。あれも見ればよかった、どうしてあの場所に行かなかったのだろう? あの人にちゃんとお礼をするべきだった…と、際限なく悔いが思い浮かびます。

だからこそ、その地をもう一度訪れようという気持ちになるのです。そして、実際再訪が実現することも。旅のリグレットは宝石のようなもの。たくさんのリグレットが脳内に蓄積されていて、決して忘れることはないと思いますが、記録しておくと、すてきな旅行記になるかも。

と、いうわけでリグレットフルな旅行記を始めてみることにします。まずは、思い出せる限りの旅履歴を書き出してみると……以外に少ない……いえ、もっと件数があったはず。思い出したら追加して、旅行記書いたらリンクしていきます。大切な記憶の宝石な消えてしまわないうちに。

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ネイバーズ・ランドで異文化体験 2

YCC ヨコハマ創造都市センターに出現した不思議な国「ネイバーズ・ランド」に訪れることもう4回目。りっぱなリピーターである。前のレビューであまり建築っぽくないと書いたが、それは勘違いだったと次第にわかってきた。 「ネイバーズ・ランド」の展示はシンプルかつシックで、横浜馬車道のYCCを休日に訪れて観るのに相応しいアート作品である。色彩もフォルムも配置も都会的なセンスが溢れていて、YCCの美しい建築やインテリアとも連続性がある。実際にその国を訪れる際に目にすることになる混沌とした生活感はないが、全く違和感はない。アジア的な(と言っては失礼なほどの)カオスは既に自分自身が体現しているので。

この国のコンセプチュアルなアート空間は、非常に創造的でもある。横浜在住の外国人、ネイバーズとの出会いから生まれる体験はエキサイティングで 期待を裏切らない。そして、 Continue reading “ネイバーズ・ランドで異文化体験 2”

Fantasy On Ice 2018 幕張 レビュー

至高の至高のスケーターが一堂に会するアイスショー、Fantasy On Ice を今年も堪能してまいりました。アイスクリスタル会員の最先行予約抽選に当選し、5月26日 幕張公演のプレミア席をゲット。FaOI生鑑賞はもう4回目ですが、私にとっては今回が最高!深めのクリティークは後にして、まずはジェネラル・レビューから。
最高の理由は、 Continue reading “Fantasy On Ice 2018 幕張 レビュー”

ネイバーズ・ランドで異文化体験 1

ヨコハマ創造都市センターで開催中の「YCC Temporary 北澤潤 “ネイバーズ・ランド”」に惹き込まれ、すっかりリピーターとなってしまった。「世界のどこにも存在しない」けど、待望していた国「ネイバーズ・ランド」は、インドネシア、フィリピン、中国、インドなどに実在するお店をモデルにデザインされたシンプルで美しいブースが並ぶ、居心地のよい空間。学校の文化祭のようなアットホームな雰囲気もあり、気軽に足を運びたくなる。ナチュラルだがコンセプチュアルに構成された会場で、横浜在住の外国人「ネイバーズ」との出会いを通して、毎回新鮮な異文化体験を楽しめる。

 横浜に住む「隣人」として交流が生まれることを意図したという、北澤潤氏による、展覧会のコンセプトは大当たりで、交流はその場限りかも知れないけれど、心が通い合った瞬間を体験することは大きな喜びとなる。例えば、鉄道オタク少年HALの場合。
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共感できない語り手 ―佐藤亜紀著 『ミノタウロス』

小説を読み耽りたいという願望を抱えながら、選択基準が厳しすぎて、読みたい作品がなくなってしまった。無駄にわかりやすく書かれた文章には興味が湧かないし、下手な翻訳も許しがたい。不勉強なせいもあるが、選り好みが激しすぎて読書から遠ざかりつつあった。しかしやはり、デジタル画面よりも紙上の活字で小説を読みたいとを欲するので、佐藤亜紀の本を手に取ることとなった。今、私の脳は、日本語ではこの作家の作品しか読みたくないらしい。

と、いうわけで、第一次世界大戦前後、ロシア革命の最中という激動期のウクライナが舞台の『ミノタウロス』を読破。西洋史に絡む題材が多いが、手法もモチーフもヴァラエティに飛んでいるのが彼女の作品の魅力でもあるが、この小説は、私がこれまで読んできた彼女の作品―『バルタザールの遍歴』、『雲雀』、『天使』、『醜聞の作法』―とは趣が異なり、これらの作品から入った読者が期待する優雅さが量的に不足している。ハードボイルドな戦闘シーンの緊迫感もまた彼女の作品の特徴であるが、『ミノタウロス』にはその要素が過剰であり、身の毛もよだつような残虐なシーンが読み慣れ飽きるほどに頻出する。

しかし、それはさておき、この作品は恐らく作家が意欲的に挑戦したと思われる独創的な手法で描かれている。と、私の脳は解釈した。語り手は、成り上がり地主の父とインテリ階級出身の母の次男として誕生したヴァシリ・ペトローヴィッチ(ヴァーシャ)。生前の父の話から、一貫して彼の一人称の語りで物語が進行する。ヴァーシャが「信用できる語り手」か「信用できない語り手」かについても議論が可能だろうが、彼はそれ以前に「共感できない語り手」である。
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AETICAへようこそ!

都市とアートを悦楽する耽美派のためのエッセイ&レビュー・ジャーナル『AETICA』を創刊します。

発信元は東京・横浜辺り。ときには世界中の旅先、過去の時代や異世界からも、思いのままに発信していきます。どうかこの流れを止めないで!